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侵害受容性疼痛とは

痛みと言えば、医者以外の一般の人にとっては一つのくくりでしかありません。
打撲による痛みも切り傷による痛みも坐骨神神経痛などによる痛みも全て一色単です。
なぜなら全て痛みを感じる現象に変わりはないからです。

しかし、医学的には痛みには種類があります。

心因性疼痛(しんいんせいとうつう)
   →心理的な要因が体に及ぼす痛み。

神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)
   →身体の神経に何かしらの異常が起こっているために起きる痛み。

侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)
   →身体の組織の破損によって起こる痛み。

これら3種類の痛みがあります。

今回は、侵害受容性疼痛について解説してまいります。

侵害受容性疼痛とは

侵害受容性疼痛は、切り傷や骨折、打撲など身体の組織全体で何かしら傷つけられたり、壊されたりした場合に起こる痛みの他、手術をした為に発生する痛みもこれにあたります。
またガンなどの細胞組織を壊すために発生する痛みも含まれます。

このように、全般的な組織破損に関する痛みを指しています。

このような痛みに対しては、まず薬物治療を施されることが一番です。

◆切り傷や打撲・炎症による痛みを抑える

エヌセイズ(NSAIDs)と呼ばれる非ステロイド性消炎鎮痛薬が用いられます。
この薬は解熱作用や鎮痛作用、抗炎症作用があり、プロスタグランジンという痛みを脳に伝達する物質(発痛物質)の生成を行うシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素を抑えることで、痛みを和らげ、最終的にはおさめる働きをします。

また、それ以外にもアセトアミノフェンという成分を用いた解熱鎮痛剤を用いて、痛みを抑えることも多く用いられます。
ちなみにこの成分は、市販で販売されている風邪薬にも使われており、世界中で使われている解熱鎮痛成分です。

◆手術など切開による痛みを緩和する

オピオイドと呼ばれる化合物を用いた薬が有効とされています。
但し、オピオイドは麻薬の原料となるケシから抽出される成分を使っている為、薬事法など法律で使われる病床が決められている薬でもあります。

オピオイドを使用する場合は、上記のような切開などで激痛を伴う場合の麻酔などとして使われたり、ガンなどの闘病中に発作的に起こる激痛を緩和する場合に役立てられています。
麻薬と同等の依存症にもなりやすい非常に強力な痛み止めの為、医師の指示のもとに慎重に取り扱われているのも事実です。

痛みは、どんなものでも苦痛でしかなく、長引き、我慢をすればするほどに精神的なダメージも伴います。

今ではペインクリニックという痛みを解消する為の専門医局もあるように、様々な方法を使ってより痛みを取り除きやすい環境が整ってきているといえるでしょう。

ザイロリック