1. ホーム
  2. 危険なインフルエンザ

インフルエンザ脳症と解熱剤

インフルエンザに感染した場合、自力で治す方は少ないとは思いますが、一人暮らしで近くに頼る人がおらず、また一人で動くことも厳しい状況となると、病院などには行かずに市販の薬で済ませてしまうという人も多くいらっしゃいます。

しかしながら、市販されている解熱剤を使ってインフルエンザで上がった高熱を下げようとした場合、インフルエンザ脳症にかかってしまう危険性が高くなるため、何とか病院に行って処方箋をもらうことが賢明です。

インフルエンザ脳症とは

主に1~5歳の幼児がかかりやすいとされています。

痙攣や意識障害、異常行動など神経異常症状が現れ、病状が進行すれば血管が詰まったり、多臓器不全に陥り命を落とすこともある病気です。

脳内にインフルエンザウィルスが進行してしまった場合は脳炎と言われ、脳内にウィルスが見つからない場合は脳症と判別されます。

先に幼児が罹りやすいと記載しましたが、あくまでも主にであって、大人でも罹ってしまう危険性のある病気でもあります。

インフルエンザに罹ったら

この症状の原因ははっきりとはわかっていませんが、下記の仮説があります。

市販されている解熱剤である非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を用いた際に、インフルエンザウィルスを撃退しようとする免疫力を暴走させ、自身の脳組織を破壊してしまうことにあるというのが有力です。

神経系が犯され、幻覚症状や意識の混濁、痙攣などをおこし、命にかかわる状況へと進んでしまいます。

NSAIDs系の薬は、市販でされている痛み止めの箱を見ると主に、インドメタシン、イブプロフェン、アスピリン(アセチルサリチル酸)と記されているものが当て嵌まります。

特にアスピリンは痛み止めとして代表的な商品のため、日本国内でもバファリンの主成分に使われている他、海外ではアスピリンという商品名で古くから使われている痛み止めでもあります。

インフルエンザになってしまって、手持ちの解熱剤が非ステロイド性抗炎症薬しか無ければ、迷わず使用を止めることをお勧めします。

但し、アセトアミノフェンという成分を使っている解熱剤であれば、問題ありません。
この成分は抗炎症作用もないため、NSAIDs系ではない解熱鎮痛剤となります。
そして、医者に掛かった場合でもこの成分を使った解熱薬が出される割合が高いのです。
この成分を使っている代表薬をカロナールと言います。
またタイレノールAも同じ成分の薬なので、問題ないと言えます。

解熱剤や痛み止めは万能薬として使う率が高い薬とも言えますが、使い方を誤れば劇薬にもなるため注意する必要があります。

ザイロリック