1. ホーム
  2. 癌予防の可能性

アスピリンとガン予防の関係

当サイトをお読みいただいた皆様はもう充分アスピリンについてお分かりかと思いますが、アスピリンという名前を聞いたことがあっても、実体は知らないという方もいらっしゃることと思います。

日本ではアスピリンという薬名で市販されていないため、なんの薬だか分からないとう方も多いかもしれません。

この薬は世界的に有名で、薬の王様と言われるほど古くから実績のある優れた薬でもあります。

アスピリンの歴史は、ギリシャ時代の医者がヤナギに鎮静効果を見出したことからはじまります。
ヤナギの解熱と鎮静成分であるサリチル酸が19世紀に抽出できるようになったのですが、副作用として胃腸に重い障害を発症させてしまうことが悩みの種でした。

その悩みを払拭するべく、ドイツにある製薬会社がこの副作用を軽減させたサリチル酸をアセチル化したものがアセチルサリチル酸です。
このアセチルサリチル酸を商標名として登録したのがアスピリンです。

そしてアスピリン登場の1900年から今日に至るまで、医療現場でも薬局でも置かれるほど信頼されている薬となったのです。

この薬は基本的には解熱鎮静剤として使用されます。

頭痛、生理痛、痛風、関節炎、筋肉痛、神経痛、歯痛など痛みという痛みは大概やわらげることができます。

血液を凝固させにくい作用があることから、狭心症、脳梗塞、心筋梗塞などの虚血性心疾患を治す薬としても使われています。

日本国内のドラッグストアや薬局等で売られている薬ですと、バファリンやバイエルアスピリン、エキセドリン、ケロリンなどが有名です。
これらの商品名を聞けば、常備薬として所持しているとピンと来る方もいるかと思います。

この薬については、近年がんの予防薬として注目を浴びています。

特に大腸がんについて、海外でもアスピリンを長く飲んでいる人の発症率が低いという報告が相次いだことから、国内でも検証が進められました。

国内では、大腸がんになる割合が、食生活が欧米化するにつれて増えています。
大腸がんは再発率も高く、危険性のあるポリープを取り除いたとしても約25%の人がふたたびガンが発症したり、ポリープが出現すると言われています。
しかし、ポリープを取り除いた後、アスピリンを服用させたところ、服用しない人よりも4割ほどポリープ再発を抑えられたという結果が得られました。

但し、市販のアスピリンの場合、がん再発のために作られたものではないため、毎日服用してしまうと副作用である胃腸障害を起こしやすくなってしまいます。
予防として利用するには、低用量のアスピリンでおこないます。
低用量アスピリンについては、市販されていないため、病院から処方してもらう方法のみとなっています。

かなり古くに開発された薬であるにも関わらず、まだまだ可能性を秘めたアスピリン。

現代の発達した化学や医学研究で更なる効果を発見できる日も近いかもしれません。

ガン予防以外にも効くアスピリン

ザイロリック